【人間と犬の歯周病】共通点と違い・予防と治療法を徹底解説|スタッフブログ(詳細)|矯正歯科とインプラント治療に特化した京都駅直結の医療法人社団 山崎デンタルクリニック

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【人間と犬の歯周病】共通点と違い・予防と治療法を徹底解説

京都駅前山崎デンタルクリニックは、
歯を抜かない(非抜歯)取り外しが自分で出来るインビザライン矯正治療(マウスピース矯正治療)と、
 
歯茎を切らない、腫れない、出血が少ない、怖くない、正確確実で、安心・安全な身体に優しいインプラント手術を可能にした痛みのないノーベルガイドスマートフュージョンコンピュータガイドシステムを用いたインプラント治療と、
エムドゲイン、ブルーラジカルP0-1を活用した高度の歯周病治療に特化した専門クリニックです。
 
 
京都駅前山崎デンタルクリニックでは京都府初、第1号器の「ブルーラジカルP0-1」を導入しています。

ブルーラジカルP0-1は、「世界初の歯周病治療機器」として多くのメディアに取り上げられています。
軽度から重度まで、歯周病治療について専門的な治療をご希望の方は、京都駅前山崎デンタルクリニックへご相談ください。

 

私たち人間にとって「歯周病」という病気は、身近でありながらも深刻な健康問題です。

しかし意外と知られていないのが、

「歯周病」というと、人間だけの病気だと思われがちですが、実は犬も同じように歯周病に悩まされることが多いんです。

私も愛犬を飼うまでは、「犬の歯磨きなんて必要なの?」と思っていましたが、調べれば調べるほどお口の健康はワンちゃんにとっても大切だと実感しました。

 


今回は、人間と犬の歯周病の共通点と違い、そしてお家でできる予防法や、実際に私が愛犬に使っているデンタルケアグッズについてもご紹介します。

ぜひ最後まで読んで、大切なご家族とペットの健康を一緒に守っていきましょう!

 

そもそも歯周病とは?

歯周病とは、歯を支える歯肉(歯ぐき)や歯槽骨(しそうこつ:歯を支える骨) が炎症を起こして破壊されていく病気です。

原因の多くは、プラーク(歯垢)に潜む細菌です。

磨き残しなどによって細菌が増殖し、歯肉に炎症を引き起こし、やがて歯を支える骨を溶かしてしまいます

初期段階では「歯肉炎」と呼ばれ、歯ぐきが赤く腫れる・出血するなどの症状が現れます。

進行すると「歯周炎」となり、歯がグラグラしたり、最終的には抜け落ちてしまうこともあります。

 

人間の歯周病の現状

日本人の成人の約8割が、程度の差はあれど歯周病を抱えていると言われています。

特に40歳以上になると、歯を失う原因の第1位が歯周病です。

虫歯よりも深刻な問題として、近年では全身疾患との関連性も注目されています。

 

歯周病と関連が深い病気例:

・糖尿病
・心筋梗塞・脳梗塞
・誤嚥性肺炎
・低体重児出産、早産

 

このように、歯周病はお口だけの問題にとどまらず、全身の健康リスクを高める可能性があるのです。

 

犬の歯周病の現状

実は犬も、人間と同じく歯周病にかかります。

むしろ、犬は人間以上に歯周病になりやすい動物と言われています。

特に小型犬や短頭種(チワワ、トイプードル、ダックスフンド、パグなど)は、歯が密集しているためプラークが溜まりやすく、3歳以上の犬の約8割が歯周病を発症しているというデータもあります。

犬の場合、野生の頃は肉を噛みちぎることで自然と歯垢が取れていましたが、現代のペットはドライフード中心で、噛み切る動作が減っていることも歯周病が増えた要因の一つです。

 

犬の歯周病の症状とリスク

犬の歯周病は、口臭が強くなることで気づかれることが多いです。

しかし初期段階では飼い主が気づきにくく、進行すると以下のような症状が現れます。

・口臭がきつい
・歯ぐきが赤く腫れる
・歯がグラグラする
・食べにくそうにする
・顔を触られるのを嫌がる
・くしゃみや鼻水が出る (歯根が鼻腔に影響する)


重度の歯周病では、顎の骨が溶けて骨折するケースもあり、さらに細菌が血流に乗って心臓や腎臓に炎症を起こすこともあります。

これは「歯原性菌血症」と呼ばれ、命に関わることもあるため注意が必要です。

 

人間と犬の歯周病の違い

1.進行のスピード

人間の歯周病は進行が比較的ゆっくりですが、犬の歯周病は進行が早い傾向にあります。

これは唾液の性質や口腔内の環境の違いによるものです。

2.虫歯のなりやすさ

犬は虫歯にはなりにくいですが、歯石がつきやすい構造をしているため歯周病にはかかりやすいです。

人間は虫歯と歯周病どちらも高リスクです。

3.治療の難しさ

犬の歯周病治療は、基本的に全身麻酔下でのスケーリング(歯石除去)や抜歯が必要です。

人間の場合は麻酔なしで治療できることが多いですが、犬の場合は暴れてしまうため麻酔が必須です。

 

どう予防すればいいのか?

【人間の場合】

1.正しいブラッシング習慣

日2回以上、歯と歯ぐきの境目を意識して磨くことが大切です。
2.歯間ブラシを併用

歯ブラシだけでは落とせない歯と歯の間の汚れを取ることが重要です。

3.定期的な歯科検診・クリーニング

3~6ヶ月ごとにプロによるメンテナンスを受けることで、歯石除去と早期発見が可能です。

【犬の場合】

1. 歯みがき習慣をつける

理想は毎日。最初はガーゼや指ブラシから始め、慣れてきたら専用の歯ブラシを使いましょう。

2. デンタルガム・おもちゃの活用

噛むことでプラークを物理的に落とせるおやつやおもちゃを取り入れるのも有効です。

3.定期的な動物病院でのチェック口腔内の異常を早期発見するために、年に1回以上の歯科健診を受けると安心です。

 

犬の歯周病を予防するために私が使っているケアグッズ

私の愛犬も、最初はお口のケアに全く慣れておらず大変でしたが、今では習慣になってきました。

実際に使っているのがこちらです!

【人間と犬の歯周病】共通点と違い・予防と治療法を徹底解説
【人間と犬の歯周病】共通点と違い・予防と治療法を徹底解説

♥ 犬用の歯ブラシ

人間用より毛が柔らかく、ワンちゃんの小さな口に合うサイズです。

♥ 犬用の歯磨き粉

犬は人間用の歯磨き粉を飲み込むと危険なので、ペット専用のものを使っています。

美味しい味がついていて、愛犬も嫌がりにくいです。

♥ ロに塗るデンタルジェル

歯ブラシを嫌がる日は、ガーゼや指で塗るだけのジェルも活用しています。

♥ デンタルガム

最後にご褒美として渡すのがルーティンです!おやつ感覚で噛むだけで歯垢を落とせるので、遊びながらケアできます。

これらを組み合わせて、なるべく毎日ケアを続けることが大切です!

「全部できない日があってもOK」という気持ちで、無理なく続けています。

習慣付けるのはとても大切ですが、犬にストレスを与えないのが一番ですからね!

 

まとめ|お口の健康は全身の健康

人間も犬も、歯周病は放置すれば命に関わることさえあります。

「たかが歯」ではなく、「されど歯」。

歯を守ることは、自分自身や大切なペットの健康を守ることにつながります。

日々のケアと、専門家の力を借りて、家族全員のお口の健康を守っていきましょう。

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

大切な家族の笑顔と健康のために、今日からできるケアをぜひ始めてみてください!

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